「40代女性の転職はなかなか厳しい」
これはよく聞くことですし、現実として難しいところがあることは確か。
実際に、私は40代手前（ほぼ40歳）で
未経験での転職を果たしましたが
活動は半年以上かかりましたし、収入もダウンしました。
難しいとはわかってても、
ネットには厳しいことやネガティブな事ばかり。。
切ないわー。。。
定年退職が70歳になろうとしているのを考えると、
残り30年ほど。
40代だってキャリアを考えて転職だってしてもいいはず！
そこで、40代女性の転職について
少しでも前向きになれる情報はないのか
調べてみてわかったことがあります。
実は転職市場での環境は変化しつつあり、チャンスも広がってる！
この変化を見逃さず、しっかりと準備をすることが転職成功に繋がる。
説明をしていきます！
諦めず踏ん張っていきましょう！
私が考える、40代女性の転職が難しい理由
キャリア作りを30代でやれなかったため、
40代で求められるスキルが不足してる。
女性のキャリア作りは
ライフイベントに物凄く影響されます。
特に子供に関することで
キャリアが中断されてしまうことがあります。
そうなると、スキル磨きのチャンスを掴み損ねることもあって
スキル不足になってしまいます。
仕事だけに全集中はまだ無理で、プライベートとの両立が必須。
だから、働き方に条件がでてしまう。
厚生労働省が出している人口動態統計によると
2019年の第1子出産平均年齢は30.7歳。
つなり40歳になったとき、子供は10歳。
手がかからなくなり、仕事に比較的集中しやすくなります。
だからこそ転職を考えたりするけど、
20代や30代前半のように
自分のプライベートを調整してやりくりすることは
まだまだ難しいんです。
収入をどーーんと下げることは難しい。
転職で収入が下がることは覚悟できても、
大幅な下落を許せるかは難しいところ。
家族がいると影響は自分だけではないですから。
この中でも一番ネックになるのは、やはり１かな。
「即戦力」が求められるのが20代、30代前半とは大きく違うよね。
勤務時間など条件に縛りがあると
企業側が採用しにくいだろうな。
そう思ってましたし、そういう部分もありますが、
でも、実は転職市場の環境も変わりつつあるのです。
企業のマインドや転職市場は変化している
では実際にどのように変わりつつあるのでしょうか。
転職者の平均年齢が上がっている
doda*5の記事ではここ数年転職者の平均年齢は上昇していて、
特に40代女性の転職者数が増えているそうです。
この「数年」の中にはコロナ前の
売り手市場で、正社員の雇用枠が拡大していたことも入りますが、
コロナ禍でも年齢は上昇しています。
働き方の自由度が上がった
PRESIDENT*4の記事によると
40代女性の転職数が上がっている背景には、
フレックス制や時短制度を導入する企業が増え、
時間的な制約がネックになっていた40代女性にも
働きやすい環境になってきているためです。
確かに求人をみると
「フレックス制」や「コアレス」なんてところもありますね！
40代の採用を積極的にしている企業も増えてる
若手にはないスキルを持っている40代を
積極的に採用している企業が、
特にベンチャー企業で増えています。
TVで見たのですが、今の東大生は企業に就職せず
自ら会社を立ち上げるそうで、
そんな組織に入ったことのない若手ベンチャー企業経営者は、
組織運営の経験をかって中高年を求めるケースも増えているそうです。
私のアラフォー友人も
上り調子の若いベンチャー企業へ転職を果たしましたが
面接で言われたことが、
「取引先との間を取り持ってくれる人が欲しい」だったとか。
社員がみんな若くて、そういう経験がなく
コミュニケーションスキルが足りないのだそう。
35歳限界説は昔の話
日本の人口が減少し、
若手の人材不足＆獲得競争が激しいのに離職率が高いところから
安定感のある40代の採用を前向きにしている傾向があります。
Diamond Online*5の記事によると、そういった事情から、
「年齢に対する先入観は薄れつつある」企業が増えているそうです。
このように転職市場の環境は変わりつつあり、
我らアラフォーにもチャンスは十分あります。
働き方に条件があることや、年齢的なことが
40代女性の転職のネックに以前ほどならなくなってるのね
転職のチャンスの幅は広がってきているのではないでしょうか。
そして、先の若手ベンチャー企業の例のように
40代がそれまで培ってきた経験やコミュニケーション能力など
若い人にはないものが重要なアピールポイントになるのですね。
転職活動前からの「準備」が大事
転職市場はこのように変化しつつありますが、
40代が転職で求められていることは20代、30代とは違います。
なので、「転職活動前から準備」することが
転職成功のコツになるのかもしれません。
ではどんな準備をしておくべきなのでしょうか？
自分の経験を踏まえて考えてみました。
転職の目的を考える
なぜ転職をしたいのか
を明確にしておくことをおすすめします。
活動をしていく中で、色々悩みがでてくると思います。
目的を見失ってしまうと、「転職する」ことが目的化してしまい
転職迷子になってしまいます。
私がそうでして…。
そこから気づきもありましたが、
だいぶ時間を使ってしまいました。
条件を整理しておく
時間的なこと、年収のこと、働き方など、
自分にとって何が譲れなくて、何なら融通が利くのか
自分で整理をして優先順位をつけておきます。
求人の中で、条件面で応募するか悩む瞬間があると思います。
その時に優先順位を決めておけば、
トライするかどうかを決める基準になります。
いざ働いてみたら「こんなはずではなかった…」
と思う事をなるべく少なくしておけます。
転職市場で求められていることを知っておく
目的を定めたら、方向性は決まってくると思います。
その方向性の転職市場では、
・どんな人が求められているのか（経験やスキル、パーソナリティ）
・年収はどのくらいが平均的なのか
・実際どんな人が採用されているのか
くらいは調べておくとよいです。
それと比べて、今の自分が満たしているところ、足りないところ
が見えてくると思います。
エージェント側もお仕事なので、
こちらが求めているものが難しいと塩対応だったりします。
自分に合うエージェントも同時に探せます。
自分のスキルやPRポイントを整理しておく
日々仕事をしていますが、
自分ができることやスキルを考えることってないですよね。
ここを整理すると、上の3が活きてきます。
職務経歴書などを書くときに、そこを魅力的に見せることができます。
転職は自分を成長させる
転職市場が変化しつつあるとはいえ、
転職は決して簡単なことではありません。
でも、転職は自分を大きく成長させます。
だから、転職者の多くがポジティブに捉えています。
ミドルシニアマガジン*1の記事によると
多くの人が
「転職は難しいけど前向きな行動だった」
と答えています。
また、LIMO*2の記事では
未経験での転職をした人の約79％が
「転職してよかった」と言っています。
私も未経験で今の会社に
マーケティング職として転職できましたが、
やはり「良かった」と思っています。
視野が広がったし、新しいことへのチャレンジは
単純に楽しいです。
一方で転職を後悔している人がいるのも事実。
急いで転職をしてしまい、入ってみるとギャップに悩む
ということのようです。
我々アラフォー女性の転職は
すぐには決まりにくいところがあります。
書類が通らなかったり、長期化してくると
落ち込んで、焦りがでてしまうので
急いで決めたくなる気持ちはすごーーくよくわかります。
転職市場も変わりつつあります。
焦らず、活動前からきちんと準備して
踏ん張ってやっていきましょう！
まとめ
女性のキャリア作りはライフステージに影響されやすく
仕事に集中しやすい年頃の40代で転職しようにも
難しいところがあります。
それでも、転職市場は変化しつつあり
昔よりもチャンスは増えていると思います。
多くのネガティブな情報で凹んでしまいそうになりますが、
転職できた多くの人達は転職してよかったと思っていますので
きちんと準備や対策をして、
諦めず頑張っていきましょう！
■ 40代で異業種へ転職した私が思う、
実際転職してどうだったの？を書いています。
■ キャリアチェンジ転職でも転職でも、するべきかどうかを
自分なりにみきわめなくてはいけないんですよ。
【参考記事】
※１
ミドルシニアマガジン
40代女性の転職理由と業種・職種へのこだわり具合は？転職先の業種や職種に、企業規模から年収変化までをご紹介
※２
LIMO LIFE&MONEY
40代「転職は最後のチャンス？」コロナ禍の転職で後悔する人、しない人
※３
PRESIDENT Online
“非正規40代女性”の正社員としての転職が増加
※４
doda
年代別転職のポイントも解説！
コロナでどう変わった？ 転職成功者の年齢調査【最新版】
※５
DiAMOND Online
急増する「40歳超え転職」で求められる人、期待外れの人の違い
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