私は10年以上勤めていた外資系大手企業を辞めて、
そこで就いていた職種を捨て、
新しい職種であるマーケティングへと転職をしました。
それが40歳になるほんの数か月前。
なぜキャリアシフトを、しかも結構歳いってからすることにしたのか。
それはズバリ、
それまでの職種では将来が不安だったから。
なんとか未経験でも雇ってくれる会社へ入れて嬉しいかったけど、
その不安がなくなったかというとそうではありませんでした。
ひとまず進んでみる
ではどうしたかというと、
・不安や負い目はひとまず置いといて、今の職種のスキル習得にとっと集中する。
・前キャリアとの共通点を見つけて活用する。
この2点でだいぶ不安はなくなりました。
転職したものの、
「今から新しくスキルを学んで身に着けても、
20代からやってきている人達との経験値はどーしょーもないな。。」
「未経験で使えないオバサン入社してすいません。。」
って思っていました。
だけど、同時にこうも思ったのです。
「未経験でもマーケティングをやらせてくれるところに入社できた。
これは本当にラッキー」と。
どこにも入社できなければ、キャリアシフトは出来ないですから。
だとすると、
「あのまま前職にいても、先が見えなかったのだから、
これは大きなチャンス。
これを活かせるかは自分次第だな。」
って考えるようにしました。
とにかく早く吸収するんだ!!と吹っ切るしかないです。
実際、働き始めてみると、とにかく集中するしかなくなります。
普通の転職でさえも、最初は仕事に慣れることに集中しなくてはいけないのに、
全くの未経験な上に、違う業界なので、
覚えること、学ばなくてはいけないことが満載です。
私は最初の2か月ほどは、午前10時半にもなると、
お腹がペコペコになっていました。
それだけ今までとは違う脳みそを使っていたのかもしれません。
経験値が~なんて不安は、
まずは仕事を覚えてからの話なのです。
活かせるものを見つける!
ほぼ40歳女の“未経験”につていは、本当に申し訳ない気持ちがありました。
30歳後半からの転職では
「即戦力」を求められることがほとんどです。
&マネージメント経験。
そりゃそうですよね。
私にはそのどちらもありませんでした。
いくら「”未経験”でもOKだよ」って言われた入社しても、
やはり負い目は感じていました。
そして、この負い目を少しでも減らすために、
これまでの経験を無駄にしないために、
今までのキャリアとの共通点を探しました。
絶対に何かがあるはずです。
それを見つけて、新しい職種へ活用していきました。
ちょっと前職について抽象的な説明になってしまいますが、、、
バイヤーが買い付けてきた商品を
その商品のターゲットが買いに来るだろう場所に陳列する、
というような仕事をしていました。
ターゲットであるお客様へのダイレクトな宣伝はマーケティング部がしていて、
私の所属していた部署はマーケティング部と一緒に各商品の魅力を分析し、
どうしてその場所に陳列したかの戦略を共有していました。
つまり、
「取り扱う商品のどの魅力がターゲットとしているお客様に響くかを考える」ことは
現在の仕事でも十分に活かせる共通点。
転職中、職務履歴を書きながらすでに分かっていたことですが、
この共通点を見つけておくことは、
キャリアシフト後では大切なことだと実感しています。
・不安や負い目は吹っ切って、今の職種のスキル習得にとっとと集中する。
・前キャリアとの共通点を見つけて活用する。
まずはこれでキャリアシフトスタートです。
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